幸せを運ぶ青い鳥「ハコビバード」〜ハコビバードの愛と勇氣〜「ハコビバ」の広場にある、大きなシンボルツリー「氷室杉」には
幸せを運ぶ「青い鳥」の物語があります。
氷室杉に暮らす幸せな青い鳥をあなたも見つけてみませんか? 函館山の森に、美しい白い鳥のお姫様がいました。
白い鳥のお姫様は、森の仲間たちと仲良く歌って暮らしていました。
しかし、ある日、不治の病に倒れてしまいます。
「お姫様の命は、もって、あと少しでしょう」くまのお医者さんが言いました。 悲しむ動物たちに、物知り博士のフクロウが言いました。
「森の向こうの街のどこかに、どんな病でも治せる薬がある、
と聞いたことがある」
しかし、街へ向かうには恐ろしいタカとカラスの森を
抜けなければなりません。

「わたしが行きましょう」
名乗りを挙げたのは、青い鳥のハコビバードでした。
フクロウは言いました。
「それでは、まず海へ行きなさい。
あちこちを旅しているイカなら、何か知っているかもしれない」 青い鳥ハコビバードは、函館山の森を飛び立ち、街へ向かいました。
タカとカラスの森で襲われることもなく、
青い鳥は不思議に思いましたが、
白い鳥のお姫様のために急いで海へ向かいました。

イカを訪ね、事情を話すと、
「本当はヒミツだけど、お姫様が大変なら仕方がないね。
“ハコビバの精霊の杉”へ行ってごらん」と教えてくれました。 ハコビバに着くと、大きな大きな精霊の氷室杉の木がありました。
「わたしは精霊の氷室杉。話は聞いているよ。
そこにある金色の実を、お姫様に煎じて飲ませてあげなさい」
「ありがとう、氷室杉さん」
「いいんだ、わたしも、お姫様の美しい歌声が聞こえなくなって、
さみしかったからね。
帰りは危ないから、ネコのハコとビバを連れて行きなさい」
青い鳥は金色の実をもち、超能力をもつハコと
変身するビバと共に白い鳥が待つ函館山の森へ向かいました。 森では、なかなか帰ってこない青い鳥を、
動物たちが心配していました。
そこに、青い鳥とハコとビバがやってきました。
みんな、傷だらけです。
「この金色の実を煎じて、お姫様に飲ませてください」
青い鳥はそう告げると、倒れてしまいました。 動物たちは、さっそく金色の実を煎じてお姫様に飲ませました。
すると、みるみるうちに、お姫様の白い羽は青い羽に変わり、
元気に美しい歌声を響かせました。

ハコとビバは、お姫様にこれまでのことを話しました。
「金色の実の噂を知ったタカとカラスたちは、青い鳥を
待ち構えていました」
「青い鳥は勇敢に立ち向かい、タカとカラスたちを
やっつけたのです」
感激したお姫様は、必死に看病しました。
そして、青い鳥のハコビバードの傷が癒える頃、
ふたりは結ばれたのです。 お姫様と青い鳥のハコビバードは、
お礼を伝えにハコビバの精霊 氷室杉のもとへ向かいました。
お姫様と青い鳥の元気な姿を見て、
氷室杉は、それはそれは喜びました。
「元気になってよかった。ほんとうに、よかった。
ふたりとも、ワシの木に住まいを作りなさい。」

それから、ふたりは精霊の氷室杉に巣をつくりました。
そして、いつからか、ある噂が流れるようになりました。
「お姫様に幸せを運んだ青い鳥ハコビバードを
カップルで見つけると幸せになる」

いまも、青い鳥は、ときどき幸せを運びにハコビバに現れます。
もしかしたら、運のいい人は今日、
愛と勇氣の青い鳥「ハコビバード」をみられるかもしれません。 Fin.

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